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セレ○ンCPUは不良品?

これはファーストアッパー級ですかね。

 

これは憶測でしかなく、調べようものなら、製品を買ってきて中のチップを見てみないとわかりません。見て当たっていれば私の読みは正解ですがお金もかかります(笑)

ただ、半導体チップの設計者の私だったらこのような売り方をします。

自作PCを作らなくなって久しいですが、私はセレ○ン入りPCは買いません。

 

ここでメーカーさんのフォローしておきます。不良品の定義の問題です。私の言葉のアヤです。

メーカーがカタログ、Webや売るときに公開しているスペックに対しては完全な良品です。

重要なことなので2回言います(笑)メーカーの言っている性能にはウソ偽りは一切ありません。

 

ではなぜ、私が不良品などとケンカ売るようなことを言うか?

売り方がうまくてくやしいからです(笑)

 

家電量販店とかに行くとPCが並んでいます。最近はノートPCのほうが多いですかね。CPUの性能のところに注目すると、コア数、スレッド数、キャッシュメモリサイズ、周波数あたりが書いてあると思います。

すべての数字は大きいほど性能は良いです。

 

例を挙げます。ある世代のCPUの最高性能のものが4コア、8スレッド、L3キャッシュ8MB、3.6GHz動作だったとします。

メモリ部分であるレベル3の大容量SRAMが8MBあり、ロジック部分はCPUの塊が4つあって、それぞれが2つ別々のプログラムが流せるもの(マルチスレッド)を設計し、4GHzを満たす設計をします。論理や動作、速度をシミュレーションで何度も確認して製造を始めます。大量生産するもののため製造過程で、ある確率で不良品がでます。良品率を歩留り(ぶどまり)と言いますが製造会社では極秘扱いです。

 

まず、最初に到達できない不良品は動作周波数です。4GHzで設計してなんで3.6GHzで売るのかは、マージン(余裕)をみて設計しているからです。速く動作するように作っておいて、電圧や温度の変化で動作周波数が落ちたりしないようにするためです。

他で語りますが、オーバークロック(OC)を試す方が多数いらっしゃいます。OC試行は構いません。その人が買って、マザーボードBIOS設定画面で電圧やベースの周波数をいじる設定があり、WarningやCautionが出て、壊れても自己責任で変更してくださいとのメッセージに承認しているので。

マージン設計されているので。3.6GHzのスペックでも4GHz以上出たりします。

周波数に限ってみれば4GHzを中心に性能の確率分布が見られるはずです。

4.4GHzで動くCPUを買った人は当りを引いたようなものです。

ちょっとだけ書くと、電圧や周波数を上げることでチップ内配線に負荷がかかり、主にEMという現象で製品の寿命を短くするので、通常業務ではOCしないで使っていただくのが安全です。

 

長文と脱線は悪い癖です。すみません。なるべく短くします。詳しくはメインブログへ。

 

で、出荷テスト時に4GHzで動いたものはそのまま3.6GHzの良品として出荷されます。前述の通り、製造過程のばらつき等で3.8GHzまでは動いたり、3.4GHzまでは動いたりする本来設計スペックに対する不良品が出てきます。これらは、ペンティ○ム4時代では周波数表示してわかりやすかったのですが、それぞれ3.4GHzと3.0GHzなどと表示性能を下げて良品として売ります

つまり、設計スペックに満たなかったからと言って不良品扱いしないで、製品スペックを下げた形で売ります。論理動作には問題なく速く動けないだけで計算を間違ったりはしません。

 

つづく。

 



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